注目ワード 農業
【アルギット農法】ノルウェーの海岸で育ち、ミネラルなどの栄養豊富な海藻をいかした有機肥料“アルギット”を利用した農法。県内では米やニラなどの栽培に活用される。

【エンレイ】大豆の品種で、またの名を「艶麗」。通常は黒い胚芽部分が白く、大粒で、栄養たっぷり。

【呉羽なし】丘陵地帯の肥沃な土地で栽培される日本なしで、みずみずしさ、甘さ、食感が抜群。

【コシヒカリ】米どころ富山県の代表的な品種、コシヒカリ米は美しい光沢がある良質米で、味は極良。

【ジャンボすいか】長さ40cm・直径30cm、重さ20kgほどにもなる日本一のジャンボすいか。入善町を中心に栽培され、爽やかな甘みが魅力。

【白ネギ】甘くて柔らかいと評判の白ネギは、煮込むとさらに甘みが増す。水田の転作利用として県内各地で栽培される。

【集落営農】集落の人々で組織を作り、稲などを栽培する形態。富山県は特にこの取り組みが進んでおり、全国上位の普及率。

【水田率】富山県は水田率が約95%と全国一高く、稲作が盛んな県。特にコシヒカリは県内の水稲作面積の約85%を占める。

【タテヤマヨーク】自然豊かな富山県で肥育される良質な豚の品種。良質な肉質により、適度な歯ごたえと濃厚なうま味が魅力。

【チューリップ】富山県の県花で、県内では約300品種が栽培されている。球根は栽培面積・出荷量ともに日本一。

【てんたかく】富山県農業技術センターで開発・育成された、富山で真っ先に秋をつげる米の早生品種。夏の高温や病気に強く、粘りがあって美味しいと評判。

【特産の匠】農林水産物の生産・加工に関する優れた技術などを持ち、その技術の普及や地産地消の推進に意欲的な人を“特産の匠”と認定する富山県独自のとりくみ。

【とやま牛】澄んだ空気と水に恵まれた富山で肥育された“とやま牛”は、高品質な肉質と豊かな風味が自慢。

【富山の種もみ】米どころ富山は、全国有数の種もみの産地でもある。約50種が生産され、全国に流通する種もみの5割以上を供給。

【富山の伝統野菜】富山の気候風土に適し、古くから人々の食生活・食文化の礎として親しまれてきた伝統野菜。県では、それら特色ある野菜生産の拡大や食文化の伝承を図る取り組みを行う。

【とやま米ファンクラブ】富山米を愛する全国の富山県人などに富山米を気軽に食べてもらえるよう、生産者等との情報交換や交流を目的とした活動を行う会員組織。

【ファイバースノウ】全国有数の六条大麦の産地・富山県で栽培される、大粒で雪のごとく色白、栄養価が高い六条大麦の品種。

【ふるさと認証食品】地域の原材料をいかし、地域独自の文化や技術で作られたこだわりの商品を認証。Eマークが付けられる。

【ヤマブシタケ】栄養価の高い食用キノコ。カサの部分が山伏の衣に似ていることからその名がついた。

【りんご】県産りんごの代表品種“ふじ”は、樹上で完熟できることから、糖度が高く、果汁たっぷり。

 注目ワード 林業
【有峰森林文化村】水と緑のいのちである故郷の森を永遠に守るため、遊びや憩いを通じて森に学び、親しむ様々な活動を展開する。

【合掌造り屋根の葺き替え】雪深く厳しい自然に対応し、先人の偉大な発明である合掌集落民家。茅葺き屋根の葺き替えは、15年〜20年ごと、森林組合が中心となって行われている。

【草刈り十字軍】除草剤の空中散布に待ったをかけ、山の草を手で刈る運動には毎年全国から参加者が集まる。

【自然配植】新しい緑化技術で、植生遷移の過程で、出現時期が異なる先駆性樹木と遷移中・後期生の苗木を多数種用いる方法。もともとあった植生を再現する方法として、富山県内でも取り入れていく動きがある。

【タテヤマスギ】立山を中心とする山岳地帯に自生するスギで、寒さや雪に強いのが特徴。県の木に指定される。

【とやまの森づくりサポートセンター】森林ボランティア団体などへの支援を通して、森づくりへの県民の意識を高め、新たな団体の設立や個人・企業などの参加を促す役割を担う拠点。

【はるよこい】スギ花粉症対策として富山県の林業試験場で開発された無花粉スギの品種。

【とやま県産材アドバイザー】木材利用の多くを占める住宅分野などで、県産材の良さや活用法をアドバイスし、利用の普及啓発を図る役割を担う。地元で育った木を使うことは地球温暖化防止などにも役立つ。

 注目ワード 漁業
【あいがめ】大陸棚が狭く、深い海が海岸近くまでせまる富山湾特有の海底谷で、起伏に富んだ地形で絶好の漁場となっている。

【海洋深層水(日本海固有冷水)】水深300m以上の深い海で、水温2℃前後と安定している。富山湾特有の冷水系の魚のすみかとなり、深層水をいかした特産品も数多く生まれている。

【かごなわ漁業】海底にエサを入れたかごを沈めておき、バイ貝やベニズワイなどを捕る漁法。魚津市の漁業者が考案したこの漁法は、作業効率が良く、魚を傷めないことから、世界に普及。

【ゲンゲ】体表がヌルッとした分厚い寒天質に覆われ、その見た目とは裏ハラに美味な富山湾深海の珍味。独特な食感と栄養価の高さでも注目される。

【サクラマス】春に川を遡上するマスは流網漁という漁法で捕獲され、桜色の身は富山名産ますの寿司でも有名。

【栽培漁業】従来の捕るだけの漁業から育てて捕る漁業へ。種苗生産や放流を行い、減少傾向にある水産資源の培養を図る漁業形態。富山県では、深層水を利用したアワビ、昆布、サクラマスなどの養殖が話題に。

【敷網漁業(八そう張網漁業)】網を海底に沈めておき、電灯の光を利用して魚を集め、8隻の船が網で包み込むようにして魚をとる漁法。氷見沖合で行われ、他県にはない珍しい漁法。

【シロエビ】白く透き通ったからだで、甘みがあり「富山湾の宝石」とも呼ばれる。富山湾が世界で唯一の漁場で、県の魚に指定される。

【蜃気楼】光の屈折により対岸の景色などが浮き上がったり伸びたりと変形して見える現象。魚津沖で春と冬に見られる。

【定置網】江戸期からの伝統がある越中式定置網は、魚を傷つけず新鮮なまま捕獲できる環境型漁法。

【ブリ】富山湾の王者とよばれ、冬に水揚げされる寒ブリの味は特に最高。県の魚に指定される。

【ベニズワイ】富山湾の深層水で育ち、9月から5月まで深海にしかける“かにかご”で捕られる。身はもちろん、味噌も絶品。

【ホタルイカ】県の魚に指定される。夜の富山湾に神秘的な光をはなつホタルイカ漁は4〜5月が最盛期。

 注目ワード その他
【きときと】富山を代表する方言で「新鮮な、生き生きとした」という意味。富山の魚や産物を表現するのにピッタリな言葉。

【昆布】富山市の世帯別昆布の消費額は全国一で、これは北海道の昆布を運んだかつての北前船交易の影響とされる。昆布巻き、昆布〆など独特な食文化が育まれてきた。

【花と緑の銀行】花と緑に満ちた潤いのある県づくりの推進母体。緑化運動の指導や情報提供など幅広い活動を行う。

【世界遺産】ユネスコ世界遺産の相倉・菅沼集落では、合掌造り民家や相互援助の精神が受け継がれている。

【干柿】南砺地方で栽培される三社柿を原料にした干柿は、風味豊かで甘みが強い。昔、加賀藩にも献上された。