五箇山農業公社に入社されたのは、何歳の時ですか?
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20歳の時です。親から紹介されたのがきっかけですね。入社して1年間はバイトとして働いていて、2年目から正社員になりました。
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公社では、何の栽培を?
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水稲が中心ですね。「コシヒカリ」と早生の「花キラリ」を作っています。あとは、赤カブ、そば、ミョウガ、そうめんカボチャなどを作っています。
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何人で作業を?
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上司の指示に従って、3人で全部やっています。年齢は20代、30代、40代とバラバラですが、3人とも旧上平出身ということもあって、楽しく働いていますね。作業をする時はバラバラの時もありますが、大抵はチームとして動いています。
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冬場の仕事は何を?
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12月の終わりから3月の終わりまでは、スキー場のスタッフとして働いています。リフト運転など色々な作業をしていますね。お客さん相手なので、普段の農業とは全く違います。正直なところ、接客業は苦手なので、本当は1年間ずっと農業をしていたいですね。
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ご実家は農家ですか?
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はい、田んぼを所有しています。小さい頃は、稲刈りの時だけ手伝っていました。親の後ろについてやっていたのが楽しかったですね。いい思い出です。
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小さい頃から就農しようと?
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全然そんなつもりはなかったんです。ただ、体を動かす仕事がしたかったので、農業を選びました。 |
入社から4年経って、いかがですか?
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バイトの時は体を動かすことが多かったのですが、今は機械作業が多いので、もっと体を動かせる仕事がしたいですね。田植えの時に苗運びをしたり、手元をしたりしている方が好きなんですよ。年々増えている耕作放棄田は、公社が借りて米を作っているのですが、手元の作業はその田んぼの持ち主が行うことになっているので、自分が手元をする機会がほとんどないのが残念ですね。
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何をしている時が楽しいですか?
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やっぱり、体を動かしている時ですね。赤カブを収穫している時が1番楽しいです。赤カブのほとんどは農協で漬物に加工されるのですが、地元の特産ということもあって、収量が多いと安心しますね。自分が作ったものが、多くの人たちに食べてもらえることは、やっぱり嬉しいことですね。もちろん、機械に乗ることも嫌ではありませんよ。色々な機械に乗れることも楽しいですね。
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年に1回イベントがあるそうですね
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「五箇山もみじ日和」ですね。お客さんに色々なものを食べてもらうイベントなんです。地元の人とオーナーの人たちが集って、楽しいですよ。
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大変なことは?
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休みがあまりとれないことですね。基本は週休2日制ですが、田植えと稲刈りの時期は土曜も日曜もないので。とはいえ、農業というのものはなくしてはいけないものだと思います。無理強いはできませんが、若い人にもやってほしいですね。
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これからやってみたいことは? |
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水稲や赤カブは昔から作っているので、面積も収量も今のままでいいと思っています。それとは別に、何か新しいものを作ってみたいですね。
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新規に就農する方にメッセージを |
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すぐ就農するよりは、まずバイトで試してみた方がいいと思います。そのうえで農業が好きかどうかをよく考えて、将来を見据えたうえで決めたらいいと思います。
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■勤務先「五箇山農業公社」の経営内容
水稲 4.5ha
赤カブ 1.5ha
ソバ 0.1ha
■将来の経営構想
・ミョウガの規模拡大
・ソバの規模拡大
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