養豚をされているそうですね
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豚肉は「高畠ポーク」というブランド名で、砺波市内のスーパーと飲食店に出荷しています。パックには県内産という表記の場合もありますが、多くは高畠ポークと書かれたステッカーが貼られています。
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法人化にされたのはいつ頃?
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約10年前ですね。「たかはた養豚」といいます。今は、両親と弟の他に従業員が2人います。祖父は畑の管理などをしながら手伝ってくれています。富山県内に養豚農家は25件あり、砺波市内では当社を入れて2件だけですね。
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養豚はお父さんの代から?
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父が小矢部園芸高校に通っていた頃、学校の先生から「養豚をしてみないか」と言われたのがきっかけみたいです。
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ご兄弟とも幼い頃からご両親の仕事を見て興味をもたれていたのですか?
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両親2人だけでやっていたので大変そうだなと思っていましたが、何か魅力があったんでしょうね。小・中学生の頃は、学校が終わってから手伝いをしていました。
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具体的に就農を考えられたのは、いつ頃ですか?
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中央農業高校に通っていたのですが、2年の進路指導の時に担任の先生から、農業科のある大学への進学を勧められたのがきっかけですね。
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高校卒業後は、農業科のある大学へ?
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北海道にある酪農学園大学に進学しました。卒業後は、家に帰ってきて、数ヶ月間家業を手伝っていました。その後、県から支援金を借りて、三重県の養豚農家に7ヶ月、本社が黒部にある新潟の養豚農家に5ヶ月、研修に行きましたね。
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研修での経験は、役立っていますか?
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何かにぶつかった時、三重県の時や新潟県の時はどうだったかというふうに、研修での経験が指標となっているので、仕事がやりやすいですね。卒業後すぐ実家に就農しなくて良かったと思っています。
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日頃はどんな仕事を?
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基本的には、分娩舎と飼育前期というカテゴリーの担当をしています。豚に食べさせる餌は、離乳期、飼育前期、飼育後期と3種類あるのですが、時期ごとに餌が異なるので、父から教わった作り方で餌を作ったり、餌を与えたりしています。掃除もしていますね。
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飼育前期とは?
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これから肉になる大切な時期のことです。特に秋から冬に変わる時期と冬から春に変わる時期は、昼と夜の温度差が激しいので、病気にならないように管理をするのが1番大変ですね。カーテンや窓の開け閉め、扇風機の入り切りなどに気を配っています。
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これからのビジョンは?
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今の建物は平成23年3月いっぱいで閉鎖して、庄川沿いに移転することになったんです。なので、5年後にはすでに新しい畜舎で、美味しくて安全な商品を作っていることだろうと思います。また、国産ヘの要望が高まっているので、業者からの注文が増えてくると思うんです。そういったニーズにも対応できるように取り組んでいきたいですね。
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喜びを感じることは? |
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同級生や友達に「お肉、美味しかったよ」と言われるのが嬉しいですね。こういう仕事をしている人は数少ないので、この仕事に誇りを持ちたいですね。
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新規に就農する方にメッセージを |
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自分が言うのもおこがましいですが、自分に自信を持って自分で決めた道を突き進むことのみだと思います。また、自分が砺波市の青年農業士会に行くことを楽しみにしているのは、何かを掴めるからなので、色々な人と触れ合って色々なことを吸収することも大事だと思います。
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